障がいある方々が学校卒業後自立を願って、どのように生活を送ればよいのか、共に模索を続け約40年が経ちました。初代の方々からその精神と方向を受け継ぎ、何代も掛けてこの時を迎えることができまし たことは、感謝と感激でいっぱいであります。
現在お世話をさせていただいている方々の数は、約130名を超すようになってきました。建屋の老朽化や利用生の増加などにより、このたび組織を再編しました。神戸市のご協力により、須磨区に建設中でありました、障がい者(児)のための支援施設《ホーリーツリー》が完成し竣工を迎えることになりました。
障がいある方々の日中の場は、日常生活をサポートすると共に、一人ひとりにあったプログラムを用意しています。また、ホーリーハウス(ケアーハウス)を新設、夜間の場においても介助が必要とする人たちが、豊かな人生を送ることができるよう応援しています。さらに、介護者の方々のリフレッシュや冠婚葬祭などのときのためにお預かりできるホーリーステイ(ショートステイ)を、単独事業として発足することができました。そして、機械浴付設の入浴設備を設置しました。
今後地域の中で多くの方々に助けを頂戴しながら、私たちも法人がもっている力を地域にお返ししながら共に生きていきたいと願っております。
社会福祉法人 しんじゅ
前理事長 宮脇 テル子